こんにちは。buhibuhiです。

フレンチブルドッグの餌の量って、正直むずかしいですよね!

ドッグフードのパッケージに書いてある給餌量通りにあげているのに、なんとなく太ってきた気がする…。

体重別の目安はわかっても、うちの子に本当に合っているのか確信が持てない。

そんな悩みを抱えているフレブルオーナーさん、すごく多いと思います!

フレンチブルドッグは食欲旺盛な犬種で、肥満になりやすいという特性があります。

しかも短頭種なので、体重が増えるほど呼吸への負担も大きくなる。だからこそ、1日の餌の量をきちんと把握することがとても大切です。

この記事では、

  • RERやDERといった栄養学の計算式をなるべくわかりやすく噛み砕いて紹介
  • 体重別の1日の給餌量の目安
  • ボディコンディションスコアを使った体型チェックの方法

をまとめてお伝えします。

難しい話が苦手な方でも実践できる内容にしているので、ぜひ最後まで読んでみてください!

記事のポイントを先読み

  • フレンチブルドッグの体重別・ライフステージ別の1日の餌の量の目安
  • RER・DERを使った科学的な給餌量の計算のしかた
  • シニア犬に役立つフード選びと管理のコツ

フレンチブルドッグの餌の量の決め方

「パッケージの表示通りにあげているだけ」では、フレンチブルドッグの場合は太りやすい子が多いです。

餌の量を正しく決めるためには、体重・年齢・生活スタイルに合わせた計算が必要です。

このセクションでは、その基本的な考え方を順番に解説していきますね!

RERとDERで適量を計算する方法

フレンチブルドッグの餌の量を科学的に計算するには、

「RER(安静時エネルギー要求量)」と「DER(1日のエネルギー要求量)」という考え方を使います。

難しそうに聞こえますが、ステップに分けると意外とシンプルです!
計算方を下記に説明しておきますが、自動計算機でささっと計算してみてくださいね。

ドッグフード給餌量 自動計算機

※初期値はモグワン(361.5kcal)です

なお、犬の栄養管理における基本的な考え方については、環境省が公開している飼い主のためのペットフード・ガイドライン(環境省)も参考になります。

ステップ① RER(安静時エネルギー要求量)を計算する

RER(kcal)= 70 × 体重(kg)の0.75乗

電卓で計算するには、体重を3回かけ合わせた数値の√(ルート)ボタンを2回押して、最後に70をかければOKです。

例えば体重13kgの子なら「13×13×13=2197」→「√を2回押す=12.13...」→「×70≒479kcal」となります。

ステップ② DER(1日のエネルギー要求量)を計算する

DER(kcal)= RER × 活動係数

個体の状態活動係数
生後4ヶ月までの幼犬3.0
生後4ヶ月〜1年までの幼犬2.0
避妊・去勢なしの成犬1.8
避妊・去勢済みの成犬1.6
7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬1.4
7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬1.2
肥満傾向の成犬1.0〜1.2

去勢済み成犬(13kg)の場合:479 × 1.6 = 約767kcalがDERです。(出典

ステップ③ 1日の給餌量(グラム数)を出す

給餌量(g)= DER ÷ フードの100gあたりのkcal × 100

フードが340kcal/100gの場合:767 ÷ 340 × 100 = 約226g が1日分の目安です。

計算結果はあくまで「スタート地点」です。同じ体重のフレンチブルドッグでも、筋肉量・活動量・季節・室温によって実際に必要なカロリーは変わります。

計算値を基準に、体型や便の状態を見ながら±10%程度で微調整していくのが現実的なアプローチです。

体重別の1日カロリー目安

フレンチブルドッグの成犬(去勢・避妊済み)に必要な1日のカロリーの目安は、体重によってかなり変わります。

同じ「成犬」でも、8kgと14kgとでは必要カロリーが100kcal以上違うんです。

あくまで一般的な参考値ですが、まずは以下の表で自分のフレブルの体重と照らし合わせてみてください。(出典:北摂けものみち 動物医療センター

体重RER(kcal)1日の目安カロリー・DER(kcal)給餌量の目安(340kcal/100g換算)
8kg約333kcal約533kcal約157g
10kg約394kcal約630kcal約185g
12kg約451kcal約722kcal約212g
13kg約479kcal約767kcal約226g
14kg約506kcal約810kcal約238g

上の数値はフードのカロリーが100gあたり340kcalの場合の目安です。

使用しているフードのカロリーによって給餌量は大きく変わるので、必ずパッケージの栄養成分表(「代謝エネルギー」の欄)を確認してください。

フレンチブルドッグのオスの理想体重は9〜14kg、メスは8〜13kg程度とされています。

おやつのカロリーも忘れずカウントして

見落としがちなのが「おやつのカロリー」です。

おやつを100kcal分与えるなら、メインのフードを100kcal分少なくする必要があります。

トッピングやおやつが多い子ほど、知らないうちにカロリーオーバーになりやすいので注意してください。

成犬と子犬で給餌量が違う理由

「うちの子犬、めちゃくちゃ食べるんだけど…大丈夫?」という声をよく聞きます。

実は子犬の時期は、骨や筋肉・臓器を作るために成犬の2〜3倍ものカロリーが必要なんです。これは体重と比べてエネルギーを多く消費する、成長期ならではの特性です。

一方で、子犬の消化器官はまだ未熟。

一度に大量に食べさせると消化不良や下痢を起こしやすいので、少量を回数多く与えることが基本です!

月齢体重の目安給餌回数/日活動係数の目安注意事項
2〜4ヶ月3〜4kg3〜4回3.0低血糖防止・消化負担軽減
5〜6ヶ月5〜6kg3回2.5骨格成長ピーク。過食に注意
7〜9ヶ月7〜8kg2〜3回2.5体高の伸びが止まり体に厚みが出始める
10〜12ヶ月9〜10kg2〜3回2.0成犬体型への移行期
1歳以降10kg前後2回1.6〜1.8成犬用フードへの切り替えを検討

「よく食べるからたくさんあげる」のではなく、月齢と体重に合わせた適量を守ることが最重要です。

フードの切り替えや増量は、便の状態を見ながら数日かけて段階的に行いましょう。

成犬用フードへの切り替えタイミング

フレンチブルドッグは一般的に生後12〜18ヶ月で成犬サイズに達します。

1歳を超えたあたりから成犬用フードへの移行を検討し始め、10日〜2週間程度かけて少しずつ混ぜながら切り替えていくのがおすすめです。

急な切り替えはお腹を壊す原因になるので要注意です。

フレンチブルドッグの餌の量を管理するコツ

正しい量を計算できても、日々の管理ができなければ意味がありません。

このセクションでは、体型チェックの方法・フード選び・早食い対策・シニア期の対応など、実際に使えるコツをまとめました。

計算と組み合わせることで、より精度の高い管理ができるようになりますよ!

肥満を防ぐ給餌回数と与え方

フレンチブルドッグはとにかく食欲旺盛で、丸飲みする子が多いです。

ほとんど噛まずに飲み込むため、大量の空気も一緒に胃に入ってしまい、胃への負担が大きくなります。

最悪の場合、胃拡張・胃捻転(GDV)と呼ばれる緊急疾患につながるリスクもあるので、早食い対策はフレブルの必須ケアのひとつです。

早食い防止の3つの方法

  • 早食い防止食器を使う:皿の底に凸凹がある構造で、物理的に一度に口に入る量を制限。食事時間が延びてゆっくり食べる習慣がつきやすいです。
  • 1日の量を2〜3回に分けて与える:1回あたりの胃への容積負担が減り、消化への負荷も軽くなります。特に空腹時間が長いと胆汁を嘔吐しやすい子には3回給餌がおすすめです。
  • コングなどの知育玩具を活用する:フードを詰めて与えると、遊びながら少しずつ食べるようになります。早食いを物理的に不可能にする、最もシンプルな方法です。

食器台の高さも重要です

フレンチブルドッグは首が太く短いため、床に置いた低い食器から食べると首が不自然に曲がり、喉が圧迫されます。

食器台を使って犬の肩の高さ程度に器を持ち上げると、首が自然な角度になり、むせ込みや吐き戻しが減ります。

特に吐き戻しが多い子やシニア犬には、環境改善として真っ先に試してほしい方法です!

夏場はフレンチブルドッグの活動量がぐっと落ちます。同じ給餌量でも消費カロリーが下がるため、季節によって少し量を調整することが肥満予防のポイントです。

「夏はちょっと少なめ、冬は標準量」と季節で切り替える意識を持ってみてください。

ボディコンディションスコアの見方

体重の数字だけを見ていると、「骨格が大きいから重いだけ」なのか「本当に太りすぎ」なのかが区別できません。

そこで活用したいのが、BCS(ボディコンディションスコア)です。

「見た目と触った感覚」で体型を5段階評価するもので、フレンチブルドッグにおいては「BCS3」が理想とされています。(出典:あさくさばし動物病院

BCS評価肋骨の触れ方シルエット
1痩せ骨の凹凸が肉眼で見える骨ばっており脂肪が全くない
2やや痩せ簡単に触れる上から見てウエストのくびれが顕著
3理想薄い脂肪越しに骨の凹凸がわかる横から見て腹部が吊り上がっている
4太り気味触れにくく脂肪が厚い腰のくびれがほぼなく全体的に丸い
5肥満全く触れない腹部が垂れ下がり、首やお尻にも脂肪

週に1度、愛犬を真上と真横から観察し、実際に肋骨を撫でて確認する習慣をつけてみてください。

これを続けるだけで、体重の増減に早めに気づけるようになります。

フレンチブルドッグがBCS4以上の状態を放置すると、短頭種気道症候群(呼吸器への慢性的な負荷)が悪化し、呼吸困難や熱中症リスクが急増します。

「まあ少し太ってるだけ」という油断が、将来的な医療費や愛犬のQOLに大きく影響することを覚えておいてください。

シニア犬の餌の量と食事の工夫

フレンチブルドッグは一般的に7歳頃からシニア期に入ります。

この時期になると筋肉量が落ちて基礎代謝が下がるため、これまでと同じ量を与え続けるとカロリーオーバーになりやすくなります。

活動係数は1.4程度を目安に、給餌量の見直しを行いましょう!

シニア期に意識したいフード選びのポイント

  • 高タンパク・低脂質:筋肉量の低下を防ぎつつ、脂質による体重増加を抑えます。
  • 関節サポート成分:グルコサミン・コンドロイチンが配合されたフードは、関節への負担軽減に役立ちます。
  • 消化のしやすさ:シニア期は消化機能も低下します。粒が小さめで消化しやすいフードを選ぶのが理想的です。

食べにくくなったときの工夫

高齢化に伴い噛む力が低下したり、歯周病の影響でドライフードが食べにくくなる場合があります。

そんなときは40度程度のぬるま湯でフードをふやかす方法が効果的。

香りが立って食欲を刺激しやすくなり、咀嚼の負担も減ります。

シニア犬は給餌回数を1日2〜3回に増やすことで、1回あたりの消化負担を分散できます。

食欲が落ちてきた子には、ウェットフードや低脂質のトッピングで嗜好性を上げる工夫も有効です。ただし、トッピング分のカロリーは必ずメインのフードから差し引いて調整しましょう。

フレンチブルドッグの餌の量に関するまとめ

フレンチブルドッグの餌の量は、「パッケージ通り」や「なんとなく目分量」では管理が難しい犬種です。

RER・DERを使った計算を基準にしつつ、BCSによる体型チェックと組み合わせることで、はじめて「うちの子に合った量」が見えてきます。

  • 成犬・子犬・シニアでは必要カロリーが大きく異なる。ライフステージに合わせて見直すことが大切
  • BCS3を目指した体型管理と週1回のセルフチェックを習慣にする
  • 早食い防止食器や食器台など、与え方の工夫も肥満予防・健康維持に直結する

数値はあくまで一般的な目安です。愛犬の体重・体型・便の状態・活動量を日々観察しながら、少しずつ調整していくことが大切です。

給餌量や食事内容の変更については、かかりつけの獣医師に相談しながら進めることを強くおすすめします。

焦らず、愛犬のペースに合わせて。一緒に健康で長い毎日を作っていきましょう!